無料は当たり前じゃない

ブログをはじめ、facebookなどのSNS、Googleのサービス、
写真やイラストの無料素材、グルメ情報…
なんでも無料が当たり前のインターネットの世界。
その代わりに、広告があちこち着いてきますが。

無料の世界にどっぷり浸かっていると、
ネットの情報(コンテンツ)にお金を支払うことに対して
抵抗のある人は多いのではないでしょうか?
私もそうです。いや、そうでした。過去形。

Web制作の仕事は、コーディングだけでなく、コピーやデザイン制作、
チェック作業など含め、いくつもの工程があります。
最近は、PC、スマホ、タブレットそれぞれの環境も考えて制作しているので、
作業工程がさらに増えています。
便利なツールはどんどん出てきますが、使えるようになるまでの時間も必要。
創る仕事は、Webだろうが、ハンドメイドだろうが大変です。

そんなWebの仕事をしているからこそ、ネットの便利なサービスや情報が
無料で当たり前という感覚を持ち続けて良いのか?

お役立ちのサービスや情報を創った人たちは、かなりの時間や労力を掛けているはず。
自分自身を含めてネットを利用している人たちは
そのお礼をなにかの形にして渡すべきだと思います。

有料コンテンツなら購入すれば良いですが、それ以外は
いいね!やリツイート、フォロー、コメントを送る、知り合いに勧めるなど
目に見える形にして、積極的に応援することで、
質の高い情報を創っている人たちの頑張りが
もっと報われるようになればと思っています。

最近はnoteのようにクリエイター向けのサービスや
有名人・ブロガーのサロンなど有料サービスを利用する人が増えています。
従来のモノのネットショッピング以外に
専門家が提供する情報やノウハウの有料コンテンツサービスが
一部に浸透しつつあるようです。

有料はもちろんですが、ファンが増え注目度が高くなると、
提供する側もプロとして、よりレベルの高いものを創り続けないと、
お客さんは買ってくれませんし、ファンも増えません。

私も仕事・プライベートに関わらず
有料コンテンツをよく利用するようになりました。
ネット上に情報があふれ過ぎて、選別しきれないから、
信頼できる会社や人から買うという理由もありますが。
有料でなくても、例えば参考になった
本の紹介のブログ(アフィリエイト利用の場合)だったら、
そのブログを経由してAmazonで買ったりして、
ささやかなお礼をしています。

ネットには、信用できない情報や、
古くて今は通用しない情報もかなり出回っています。
利用する側が、役立つ情報であるか見極める目を持ち、積極的に応援することで、
質の高い情報が増えて(検索上位にもなって)
、もっと便利で、
暮らしや仕事に欠かせないものになっていく。

思いつくまま書いてみたら、
なんだか地元で頑張っている人やお店を応援するのと同じ感覚。

居場所を良くするには、他人任せではなく
一人ひとりが何かの形で応援する、貢献する。

ネットの中でも、そんな当たり前が広がってほしいですね。